「3階の物件を契約したけど、エレベーターがないことに後で気づいた」「階段で家具を運ぶといくらか追加料金がかかるの?」というご相談を毎月いただきます。
エレベーターなしの物件は、家賃が抑えめで人気があります。一方で、引越しの料金と当日の作業時間には、エレベーターありとは違う計算が入ります。このページでは、追加料金の目安と、費用を抑えるコツをまとめます。
エレベーターなしで増える料金の目安
業者によって計算方法が違いますが、目安は以下の通りです。
| 階数 | 追加料金の目安(単身) | 追加料金の目安(ファミリー) |
|---|---|---|
| 2階 | 0〜3,000円 | 3,000〜5,000円 |
| 3階 | 3,000〜6,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 4階 | 6,000〜10,000円 | 10,000〜18,000円 |
| 5階以上 | 個別見積もり | 個別見積もり |
旧居・新居の両方がエレベーターなしの場合、両方で追加料金が発生することがあります。
なぜ料金が上がるのか
階段運搬は、エレベーター運搬より時間と人手がかかります。
- 作業員の人数追加:大型家具は2人〜4人で持ち上げる必要
- 作業時間の延長:1階上がるごとに搬出時間が増える
- 養生の手間:階段の手すり・壁・段の角を養生
- 重量物のリスク:転倒・落下のリスクが高まる
つまり、追加料金は「人件費 + 時間 + リスク対応」の合算です。
当日の作業の流れ(3階エレベーターなしの場合)
1. 養生(15〜30分)
階段の手すり、壁、踊り場の角に養生材を巻きます。エレベーター便より時間がかかります。
2. 軽い荷物から運搬
段ボール・小物類を先に運んで、階段の動線を確認します。
3. 大型家具の運搬
ベッド、ソファ、冷蔵庫、洗濯機など。階段の幅・天井高によっては分解が必要になります。
4. 搬出完了の確認
すべての荷物がトラックに積まれたら、養生を外して床のチェック。
5. 新居での搬入
旧居と同じ手順を逆順で。新居の階段事情で、また追加時間が発生する場合があります。
階段運搬で時間がかかる家具・家電
冷蔵庫(400L以上)
3階以上の階段運搬は、業者によっては別料金で受けるか、お断りすることがあります。事前に「冷蔵庫の容量とサイズ」を伝えて見積もりを取ってください。
ソファ(2人掛け以上)
階段の踊り場で曲がりきれない場合、立てて運ぶか、分解して運ぶ必要があります。
ベッド(マットレス)
シングルなら1人で運べますが、ダブル以上は2人作業。階段の幅次第で苦労します。
大型タンス
分解可能なら分解、無理なら2人作業。背の高い家具は階段の天井に当たる可能性があります。
費用を抑える4つのコツ
1. 平日プランを選ぶ
土日や月末より、平日のほうが2〜3割安いことがあります。階段料金の上乗せ分も、平日ならカバーできる場合が。
2. 荷物を減らす
大型家具を新居で買い替える計画なら、旧居から運ぶ家具を減らすことで作業量が減ります。古い家電は処分のほうが運搬料より安い場合も。
3. 単身ならパックプランを活用
単身用のコンパクトなプランは、荷物量が少ない代わりに価格が抑えられています。階段料金が含まれているケースもあるので確認を。
4. 相見積もりを取る
階段料金の計算方法は業者ごとにバラバラです。3社見積もりで比較すると、数万円差が出ることがあります。
引越し前にチェックしたいこと
- 旧居・新居それぞれの階段の幅(できれば実測)
- 踊り場の広さと曲がり角の角度
- 共用廊下の幅
- 大型家具の搬入経路の確認
業者に事前に写真や動画で階段の状況を共有しておくと、見積もりの精度が上がります。LINE見積もりが使える業者なら、その場で送れます。
まとめ
エレベーターなし物件の引越しは、階数と荷物量で追加料金が決まります。事前に階段の写真を業者に送って正確な見積もりを取り、平日や荷物減量で費用を抑えるのが基本戦略です。
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